敵は乾燥と静電気にあり!とは何のこと?
敵は本能寺ではないの?・・・・ 歴史とは無関係なのでご安心ください。
10月なのに暑くて半袖で過ごしていたのですが、今週は急に肌寒くなり、慌てて長袖を出した方も多いのではないでしょうか。これから冬にかけ気温もぐんと下がり湿度も下がって、真冬になると空気が乾燥して女性はお肌のお手入れも大変な時期になりますよね。静電気でスカートがくっついたり、車に触ったらバチッときたりでもう大変!
この乾燥と静電気は製本でも色々悪さをするのです。敵といってもいいかもしれません。
空気の乾燥により、機械や製品に静電気が発生、帯電し、紙が瞬間的に機械にくっつき、紙折り加工時に折が曲がったり、紙がくっついて揃わず丁合ずれが発生するなどの症状が出てきます。
静電気は湿度65%以上の環境では、ほとんど発生しないという性質があります。印刷は温度や湿度管理された環境で行われるのが一般的ですが、製本会社で温度・湿度管理までやっているところは少なく、敵と戦っているのです!
オンデマンド印刷したものは製本が難しいという声もありますが、それはレーザープリンタの仕組みが静電気を利用しているのと、トナーが紙に転写される時に高温と圧力が加えられ紙が急激に乾燥し帯電してしまうからでしょう。もちろん除電も行われていますが100%とはいかないようです。
では、この敵と戦うための武器を紹介しましょう。
①窓を閉め室温を上げる ②床に水をまく。③加湿器を設置する。④機械にスキー板のロウを塗る。⑤そして最後の秘密兵器として頭から水をかぶる! 終
「敵と戦う武器」おもしろいです。実際にやることは⑤頭から水をかぶる ですか?
お読みいただきありがとうございます! 夏場は⑤頭から水をかぶる でいいのですが、冬場は寒いので、朝シャンして髪を乾かさず出社する 程度にとどめています。