トンボが4列
新潟本部には、工場の一角に「デジタル部門」があり、少部数の製本や上製本・PUR製本を手掛けております。
製本業は受け身体質の商売だけど、これからはコンテンツを創り出せるようにならなければ生き残れない!という社長の奮起のもと、2013年にオンデマンド印刷機を導入しました。
その印刷機が先月入れ替えになり、新しい印刷機がやってきたのですが…
写真は印刷された紙を積み重ねたときの断面なのですが、トンボが見事に4列になっています…
本来であれば、2列になるのが正しいのですが、ブレて4列になってしまいました。
画像ではかなり拡大しているので、実際のブレは1mm~1.5mmくらいなのですが、製本の工程からしたら1.5mmのブレは大問題です。
しかもブレているのは用紙の下側だけ、上のトンボはブレていないという不思議な現象… 印刷オペレーターの必死の調整が入ります。
印刷機メーカーのサポートの方曰く、印刷用紙の断裁の微妙な誤差も影響してくるそうで…
メーカーサポートの方にも駆けつけてもらい、半日がかりでブレを修正しました。
世に出回っている本には、製本もさることながら、印刷する人、原稿を作る人、そもそも紙を作っている人など、本当に多くの人の手がかかっていることをしみじみと感じました。
入船製本工房では、熟練した職人が 新潟本部と連携しながら丁寧な本づくりをしております。
本づくりのお困りごとはぜひ入船製本工房にご相談ください!
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