PUR無線業務で必要なもの

入船製本工房では、小ロットのPUR無線綴じを行っておりますが、これがないとできません!

恒温器です。設定した温度を一定に保つ箱です。名前はそよ風と申します。名前の由来はメーカーさんに聞いてください。

なぜ、必要なのかといいますと、PURホットメルトは袋に入っていて個体になっています。これを加熱して溶かさないと使用できません。

通常業務では、事前に恒温器の中に入れて、120度で3時間くらいかけて溶かしておきます。溶けたものを開封し、必要な分を無線機のメルトタンクに入れて使用します。

残ったメルトも空気に触れないようにして恒温器の中で120度を維持し、タンクのメルトが減ったら継ぎ足しながら業務を進めていきます。