中綴じのあるあるトラブル

中綴じは頁数の少ないものであったり、短期使用の冊子などに多く使われますが、特徴を理解していないとトラブルも発生します。

中綴じの冊子は頁の中心にいくほど小口がせり出してきます。頁数が多くなればなるほど、仕上げたときに中心ページの小口が短くなってしまいます。仕上がりトンボぎりぎりにノンブルがあったり、イラストがあったりすると欠けたり切れてしまいます。切れないように小口寸法を伸ばすと、表紙の小口の塗足しが足りない為、白が出てしまうという結果になってしまいます。

対処法としては小口付近は余白を取り、文字をノド側に寄せたり、表紙・本文の小口側の塗足しを多めにつけておくなど、レイアウトに注意することです。

厚物になると三方断裁したときに、ノド側天地の角がささくれることがあります。表紙は本文より厚いしっかりした紙(PP加工など)を使う必要があります。