見返しが逆目だった!
入船製本工房では、お客様から印刷物をお預かりし、製本加工をしておりますが、紙の目が逆で入荷することもまれにあります。見返しが逆目になっていることが多いように感じます。なぜでしょうか?
見返しは、印刷無しの場合が多いので、用紙を発注する際に大きさを割り出し、何面とれるか計算して発注します。この時に厄介なのが、用紙は縦目と横目があるものですから、枚数を計算している間に思い込みで間違ってしまうことがあるのです。なぜ間違いやすいのか?
用紙メーカーは紙を縦にして扱っているので長辺が縦、短辺が横になります。ですので長辺と並行な紙の目は縦目となり、短変と並行な紙の目は横目となります。
しかし、印刷機や製本機械は、紙を横にして積んだり、揃えたり、折ったりしているので、この向きが当たり前だと思ってしまいます。結果、紙の縦、横の認識が違うことから、思い込みが発生してしまうのではないでしょうか。
原因が思い込みだけとは限りませんが、私も上の写真のように見える化して、間違いをなくしていきたいと思います!