紙の厚さはなぜ㎏なの?

私もこの業界に入ったころは何を言っているのかよくわかりませんでした。

印刷業界の人が紙の厚さを表す際に使う用語に「連量」という用語があります。一度に大量の紙を取引するため、1枚ではなく原紙1000枚を「連(れん)」という単位で表し、この1000枚当たりの重さが大きくなればなるほど厚い紙になります。

また「斤量」という用語もありますが、貫や寸が使われていた古い時代の用語で意味は連量と同じ1000枚当たりの重さとなります。

用紙の大きさが変われば重さも変わってきますので、表記としては四六全判110㎏とか菊判76.5㎏という表記になります。

ですので連量四六全判110㎏の場合は、四六全判1000枚で110kgの重さがあるということになります。

用紙には上質紙やコート紙、マット紙、等さまざまな種類がありますが、その種類によって紙の密度が違いますので、同じ大きさ、同じ連量だからといって同じ紙の厚さになるわけではありません。注意が必要です。