大切な製品仕様書
入船製本工房では、お客様から印刷物をお預かりし、製本加工を行っています。お預かりする以上間違いやトラブルが起きないように製品仕様書に沿って仕事を進めているわけです。
この仕様書がないと、工程ごとに仕事を止めてお客様に確認しなければならず、タイムロスが発生しコストがかかってしまいます。口頭で言われても文書に残しておかないと、後で言った言わないの問題が発生し、結果、満足していただけないだけでなく、関係にもキズがついてしまいます。
製本加工する前に必要な情報があります。例えば上製本で見てみると、品名、サイズ、部数、綴じ仕様、本文頁数、表紙用紙またはクロス、箔押し、本文用紙、カバー、帯、見返し用紙、扉、口絵、花布、スピン、謹呈、スリップ、ハガキ、ブックケース等、材料が揃っているか確認が必要ですし、1つでも揃っていなければ仕事は止まってしまいます。
見積もりをする時にも仕様書は必要になります。受注するまでの途中で仕様変更になることも良くあります。仕様書を基に金額を出すわけですから、後で金額が間違っていますとか言われないように見積もりには仕様書を添付するようにしなければなりません。
製品仕様書も大切な本の一部と考えたいものですね!